重症心身障害のお子様、5歳 コレクトウェルジュニアをご利用
日常:こどもは頭頸部の保持ができず、頭部のグラつきがあるため、普段はタオルを首に巻き過ごしています。食事は胃ろうで、今回のお試し目的は、装具による頭頸部保持の可能性を確かめることです。
きっかけ:訪問リハビリスタッフがコレクトウェルプラスをお試しで取り寄せ、貸してくれました。
装着の様子:装具への拒否もなく使用できていましたが、お試し期間が終了してしまいました。他の種類も試してみたいと思いました。
訪問セラピストの評価:
①お子様は未定頸であり、座位姿勢では常時頭部保持が必要です。
②現在使用中の座位保持いすは、原始反射等で姿勢が不安定になり、特に頭部位置が不定です。そのため座位保持いす着座時にコレクトウェルプラスを使用して頭部を保持しました。
③コレクトウェルプラス使用中は基本的に概ね監視下にあり、お子様に頭部の激しい運動がないため、大きな不安要素はありません。本人様、無頭蓋症のため後頭部への接触は注意が必要かと考えます。
本例で得られた使用上のヒント
頭部が激しく動くお子様では、使用は困難。当初、未定頸のお子様は、使用対象ではないとの意見を頂いたが、頭部の動きが乏しいお子様では、使用ができる場合も。
再度のお試しでコレクトウェルとコレクトウェルプラスのジュニア用を試用し、コレクトウェルジュニアを二個購入され、ご使用いただいています。
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