装着することで頭頚部の右捻転を抑制でき、頭部正中位での取り込みが可能になりました

神奈川県のお子様 5歳気切有り|コレクトウェルプラスジュニアを使用

使用目的:摂食場面で坐位保持装置上、坐位で後ろにもたれたときに、頭頚部のアライメントを保持するため
日常:坐位保持用の枕を使用したヘッドサポートでは、食事中に頭頚部の右捻転が生じやすく、また摂食介助がしにくい、とのお話がお母様や通園職員から聞かれました。また、むせが多く、口腔内貯留、食べこぼしも見られていました。

装着時:装着時のフィッティングは良好でしたが、頭部扁平で後頭隆起がないため、お子様の開口や咀嚼の動きにより頭部後屈が生じやすい状態でした。そのため、後頭骨部にカーブをつけ、かつクッションを利用して装具のフィッティングを高めました。

得られた有用性:装着することで頭頚部の右捻転を抑制でき、頭部正中位での取り込みが可能になりました。咀嚼時の下顎の動きにはやや影響がみられましたが、口唇閉鎖から嚥下までの時間が顕著に短くなり、空嚥下を誘導しなくでも口腔内の貯留が改善しました。また、むせる回数が減少し、食事を開始してから吸引を必要とするまでの時間が長くなりました。これにより疲れる前に食べ進めることができ、結果として摂食量の増大につながりました。

摂食場面を録画し担当医(歯科医)にも確認いただき、装着している方が良いとの評価をいただいています。

保護者の感想:私も実際に装着して給食を食べている所を見ました。嚥下も上手にできて、唾液も口から溢れることなく自分で飲み込んでいました。口の中に残っているご飯や唾液でほとんどむせずに食べていて、驚いております。
店主の声:お子様は、気切に人工鼻を使用されていました。吸引のつどベルトを外す必要があると伺い、アゴ下の部分を長めに成形して納品しました。その結果、ベルトを外さなくても吸引が可能となったという事です。

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