嚥下障害に世界初の頭頚部姿勢保持具コレクトウェル 開発者が魅力をお教えします

コレクトウェルの使い方
世界初の頭頚部ポジショニング装具

第28回摂食嚥下リハビリテーション学会出展でアピールしたことをまとめました。

コレクトウェルが解決したいことー言語聴覚士(ST)の悩み

・ちょうどよい頭部前屈位(顎引き嚥下姿勢ともいいます)を保つことがむずかしい。

通常の姿勢に対して頭部屈曲位と頸部屈曲位を示します。 おへそをのぞき込むような姿勢でと指示されることもあります。

・頭部を支えながら頸部聴診や食事介助をすることがむずかしい。

STの先生方が診療で対面するのは、頭部をご自身の力だけで保持することができない方や、保持しようとしてもグラグラしてしまう方です。

VF検査のときや直接訓練のとき、こういった方の姿勢保持にお悩みではありませんか。

クッションを多用されているのではないでしょうか。

調整に時間がかかりませんか?

その再現性はいかがですか?

他のスタッフと共有する上で困難はありませんか?

カルテに絵を書き入れることもあるでしょう。

姿勢の再現に悩みませんか?

毎回されていることなので、大変さや面倒くささを心の片隅に押しやっていませんか?

 コレクトウェルの効果

① 顎引き嚥下の姿勢保持がたやすくなります。

② その結果、咽頭残留が少なくなります。

③ その結果、食事時間が短くなります。

コレクトウェルは、ワイヤー内蔵ですので、形を調整することが簡単です。

体格の良い方も、やせ気味の方も、アゴの高さや首周りの大きさに合わせて簡単に調整できます。

そのため、アゴ下指4本と言われる顎引き姿勢をたやすく保持することができます。

顎引き嚥下姿勢を保持して嚥下すると、咽頭残留が減少してスムーズな嚥下に繋がります。

嚥下障害を起こしている方は、食事に時間がかかるとそれだけで疲れてしまい、必要量を食べられなくなります。

食事量の減少はお年寄りには大敵。

短い食事時間で必要量を食べられることが重要です。

コレクトウェルのメリット

コレクトウェルを使うと、

訓練中や食事中の姿勢を保つために、リハ職が手で頭を支える必要がありません。

ハンズフリーになります。

すると、聴診して嚥下を確認しながら、相手の目を見ながら、食事介助ができます。

頸部聴診をしながら、直接訓練や食事介助ができます。イラストのように患者さんと目を合わせての介助になります。

独特の形状をしていることから、頸部前屈にも、頸部回旋にも、一側嚥下にも対応できます。

食事中です。嚥下のときに頸部を回旋します。 ベッドは60度ギャジアップしてあります。 装具の色が紺のプロトタイプを装着しています。

座位で使えることはもちろん、ギャジアップ60度までならベッド上でも使えます。

VEやVFなど嚥下状態の評価に必須の検査時の姿勢調整が容易になります。

日常の食事シーンでは誤嚥の不安を解消できます。

コレクトウェルの効果と装着することで得られるメリットと、魅力がお分かりいただけたでしょうか。

まとめると、簡単に、かつ再現性良く、頭部前屈位(顎引き嚥下姿勢)を保持できる、ということです。

次回は、誤嚥を予防する嚥下と頭頚部姿勢の関係の重要性について

 

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