去る10月22、23日にお子様向け製品に特化した「関西キッズ機器展」が開催されました。
コロナ禍で中断後の開催に、たくさんの方が来場し、機器の見学、体験と大賑わいでした。
運営者のお話によると、スタッフはほとんどがボランティア。
赤いポロシャツを着た沢山のスタッフが来場者の案内、受付、会場で来場者のお世話など、活発に会場を動き回っておられます。
今年は9月の第28回日本摂食嚥下リハビリテーション学会に出展いたしました。
今年が展示会出展イヤーというわけではありませんが、3回目の出展となります。
4月より協同していただいているタカノ株式会社の出展ブースの一部をお借りし、お子様用のコレクトウェル、コレクトウェルジュニアとコレクトウェルプラスジュニアのお披露目をいたしました。

ブース展示
細長い展示会場には左右二か所の出入り口がありますが、タカノさんのブースは入り口の真ん前。
ラッキーです。入場される方の正面にコレクトウェルとコレクトウェルプラスがあります。

正面から撮影。大人用と同様にアゴ下で支えます。
これは何ですか、何に使うのですか、うちの子に使えるかしら、などなど。手に取ってご覧になる方、車いすにお座りのお子様に試してみられる方、様々です。
ご質問も、気管切開していても使えますか、常に開口なのでアゴを持ち上げて口を閉じたいのだけれど、食事が楽になるかしら、摂食嚥下障害ではないけれど嚥下に不安があるんです、頭がぐらぐらして不安定なんです、頭下がりがあるんですなどなど。
コレクトウェルは、独特の形状から気管切開の方にも対応できます。
お子様の体に合わせて調節すると食事のパートナーになり、嚥下不安が解消します。
ぐらぐらする方向にもよりますが、頭は前方向には支えることができるので安定します。

斜めから。チューブで支えるので首周りに空間ができ、首回りがよく見えます。
コレクトウェルジュニアとコレクトウェルプラスジュニアは、お子様用にコレクトウェルのサイズを調節しました。
ただそれだけの製品ですが、求められる機能は実に多様です。どういう症状のお子様に使っていただけるか、どのような機能を提供できるか、今後について考えました。
そうこうしているうちに7月にジュニアシリーズをお買い上げいただいたお母さまがご家族と一緒に来場されました。
お母さまと電話でお話しすることは数回ありましたが、お会いするのは初めて。
お昼寝真っ最中のお子様のそばで、ジュニアシリーズの使い心地、コレクトウェルジュニアを着けて病院に行くと、声をかけられるなどと話はつきません。
今は、食事の時にはコレクトウェルジュニア、お勉強の時などはコレクトウェルプラスジュニアと使い分けをされているそうです。
弊店に感想や意見を次々とお寄せくださり、病院で声をかけてこられた方には装具の説明をされるというパワフルなお母さま。
筆者はいつも圧倒され、エネルギーを分けていただいています。
ご家族とお子様との記念写真をご紹介します。右端が弊店代表です。
コレクトウェルジュニアシリーズは、HPでも店舗でもまだご紹介しておりません。ご興味のある方は、HPからのお問い合わせをお待ちしております。
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